作成日:2017.07.19

寄託


寄託

意義:当事者の一方が相手方のために物を保管することを約する契約 


民法657条:「寄託は、当事者の一方が相手方のために保管をすることを約してある物を受け取ることによって、その効力を生ずる」

【詳細解説】

寄託の例は身近にあります。

例えば…

銀行にお金を預けるのは(消費)寄託、コインロッカーに荷物を預けるのは(有償)寄託、友人宅に荷物ただで置かせてもらうのは(無償)寄託というような場合です。

【詳細解説】

受寄者の義務

無償の受寄者は自己の財産におけるのと同一の注意義務をもって保管する義務を負い、有償受寄者善管注意義務を負います。


民法659条:「無報酬で寄託を受けた者は、自己の財産に対するのと同一の注意をもって、寄託物を保管する義務を負う。」

民法662条:「当事者が寄託物の返還の時期を定めたときであっても、寄託者は、いつでもその返還を請求することができる。」

とあり、寄託者は時期について定めがあっても、いつでも返還請求ができます。

特別な寄託

民法666条1項:「(消費貸借)の規定は、受寄者が契約により寄託物を消費することができる場合について準用する。

民法666条2項:「前項において準用する第五百九十一条第一項の規定にかかわらず、前項の契約に返還の時期を定めなかったときは、寄託者は、いつでも返還を請求することができる。」

消費寄託とは?

寄託の目的物が代替物である場合(金銭等)は受寄者が目的物そのものを返還するのではなく、一旦これを消費した後、これと同種同量同等の物を返還するもの

例:銀行預金
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