作成日:2017.05.15

原本、副本、謄本、正本、抄本


◆原本

原本とは、ある一定の事項について最初に作成された文書のことを言います。

原本は唯一無二の文書ということになります。

実際に行われた契約書そのものをいいます。

◆副本

「副本」とは、原本の写しで、特に「正本の写し」を指します。

訴訟を提起する際に相手方(被告)に提出する書類は裁判所に提出する「正本」に対して、「副本」とよばれます。

◆謄本

「謄本」とは、原本の内容の「全部(記号や符号を含む)」を完全に写したもので、これに公証権限のある公務員が原本の全部と同一である旨を記載した書面です。

登記簿謄本(登記事項全部証明書)や戸籍謄本、住民票全部の写しなどがあります。

官公署が作成した謄本には、担当官による「この謄本は、■□の原本と相違ない事を認証する」という認証文書と職印が押印されることになります。

※「戸籍謄本」と「戸籍全部事項証明書」とは、法的効力としては同じ意味になります。

◆抄本

「抄本」とは、原本の内容の「一部」を写したもので、公証権限のある公務員が原本の一部と同一である旨を記載したものをいいます。

登記簿抄本(登記事項一部証明書)や戸籍抄本、住民票の一部の写しがこれにあたります。

◆正本

「正本」とは、謄本の一種です。

原本と同様の効力を持たせるため公証権限のある者が法定の場合に作成します。

例えば判決正本がこれにあたります。

判決正本は、原本と同様の効力を持ちつつ、謄本なので何通でも作成できます。

判決、訴状や証拠の原本が紛失すると大変なので、権限者が原本と同じ効力をもつ書面を作成し、強制執行等に利用します。

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