作成日:2017.02.13

代位弁済


詳細解説

第三者(保証人等)が、債務者に「代位」して債権者に「弁済」することをいいます。

民法499条:「債務者のために弁済をした者は、その弁済と同時に債権者の承諾を得て、債権者に代位することができる。」

 

民法500条:「弁済をするについて正当な利益を有する者は、弁済によって当然に債権者に代位する。」

とあります。

 499条が任意代位、500条が法定代位と呼ばれるものです。

 法定代位は債権者の同意が必要ですが、法定代位は債権者の同意は不要な点が異なります。

 「正当な利益を有する者」とは、例えば、物上保証人や抵当不動産の第三取得者、後順位抵当権者、抵当不動産の賃借人、保証人、連帯債務者等がこれに当たります。

 弁済が無いと影響を受けてしまう者=正当な利益を有する者ということが出来ます。

 

効果

弁済による代位が行われると、債務は消滅します。

そして、債権者たる地位を弁済者が有することになります。

つまり…

弁済者は自己の求償権の範囲内(例:負担する保証範囲で)債務者に対して

①履行請求権、損害賠償、請求権や、

②債権者が有していた人的担保(保証人や連帯保証人)、物的担保(抵当権)等一切の権利を行使することが出来るようになります。


※具体例:

BがAから100万円の借金に際しCが保証人となったとします。

そしてCがBに代わってAにこの100万円を弁済すると、もしBが借金の際抵当権を設定していた

場合にはそれをそのままCに移転させるということです。

CとしてはAに支払った借金をB支払ってくれない場合には、Aの有していた抵当権を実行すること

が出来ます。

詳細解説

この制度は、以下のメリットがあります。

① 弁済者は求償権が確保され、安心して弁済が出来る

②この制度によって第三者からの弁済が促されることになり、債権者の利益になる
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