作成日:2019.02.20

更新日:2019.09.02

底地とは


●A(お客さん)

底地権とか底地とか聞きますが、どういうものですか?

●B(相談員)

土地の上に借地権を設定していることを「底地」もしくは「底地権」と言います。

地権を所有しているのが地主であり、借地権設定者とも言います。

完全な所有権があると、『使用』『収益』『処分』の3つの権利がありますが、底地権の場合には、土地は借地人が家を建てて利用しているわけですから、『使用』が制限されています。

すなわち、土地全体から、『使用する権利』を引いたものが底地権とも言えます。

底地のメリット・デメリットは何ですか?

安定した地代が入るというのが最大のメリットです。
土地は所有しているだけで、固定資産税もかかります。
特に都心に土地があると固定資産税は高額になるので、その支払いのためにも土地を貸して地代を得るというのは良い方法です。

デメリットは、地代は確実に回収できるかわからないということや、底地を所有者(地主)が利用することができないこともありますが、最大のデメリットは、1度土地を貸してしまうとなかなか返ってこない点です。

借地権の契約期間は1年や2年ではありません。

最低でも20年は貸す必要があります。また、20年の契約期間が過ぎて土地を返してもらおうとしても、更新が前提となっているため、なかなか返ってこないのが実情です。

所有権者よりも借地人の方が立場が強くないですか?

いいところに気が付きましたね。
一般的に底地より借地権の方が強力な権利を持っています。
これは、その価値に表れており、借地権の方が高く売れるケースが多いです。

http://www.rosenka.nta.go.jp/index.htmを見るとわかるかと思います。

それはなぜでしょうか?

住む、というのは生きていく上で、人にとって非常に重要なことです。
そのため、法律では借地人の方を強く保護するようにしています。
住む権利というのはそれだけ強く保護されている=価値も高いということです。

なるほど…返してもらえないなら、処分(売却)を考えると思うのですが、底地のみの売却は可能ですか?
利用できない底地を買う人なんているのでしょうか?

底地のみの売却はできます。
底地を買い取るということは、借地人に地代を請求できる権利も受け継ぐことができるため、欲しいという人はいます。
ただ、まずは、底地を借地人に売却することを考えるとよいでしょう。
実際に土地を使っていることから、金額が折り合えば買いたいという借地人は多いです。

底地関連でトラブルになるのはどのようなケースがありますか?

大きくは3つです。
①地代回収と②相続関係③立ち退きの場合です。


①地代回収については、借地人からの地代支払いが滞ってしまうことがあり、回収するのにトラブルが…というケースは多いです。

②の相続については、借地権でもそうですが、底地をそもそも誰が相続するのか、また、借地人側で相続があった場合(特に共同名義とした場合)です。

③立退きに関するトラブルでは、地主が借地人に対して明渡しを要求したものの、借地権者がこれに応じない、あるいは立退料を要求してくるというケースが挙げられます。

具体的な事例や解決事例は当サイトでもご紹介していますので、是非ご参考下さい。
https://century21-sell.jp/case/index.html


記事監修
借地権・底地の相続や売却の問題を解決にするには適切な権利評価や査定ができる経験豊富な専門家の存在が必要不可欠です。お気軽にご相談ください。

監修者
株式会社中央プロパティー
松原 昌洙(代表取締役/宅地建物取引士)

出版書籍