作成日:2017.10.06

免除(民法上の免除)


意義:民法上の免除は債権の消滅原因の一つで、債務を無償で消滅させること

詳細解説

民法519条:「債権者が債務者に対して債務を免除する意思を表示したときは、その債権は、消滅する。」

とあり、例えば債権者が債務者に100万円貸していた場合に、その100万円の債務を返さなくてよい(免除する)場合がこれに当たります。

債権の消滅原因の一つです。

※その他の債権の消滅原因は…

①弁済、②供託、③相殺、④更改、⑤免除、⑥混同、⑥時効、⑦時効

上記のように債務の免除は、債権者の意思表示により行うことができますが、債権が第三者の権利の目的となっている場合には免除をすることはできません。

たとえば、他人の土地の賃借人が借地上に建物を所有し、その建物について抵当権を設定した場合、賃借人が土地の賃借権を放棄(賃貸借上の債務を免除)することは許されません。


建物の抵当権の効力が土地の賃借権にも及んでいるため、

※(抵当権の効力の及ぶ範囲)

民法370条:「抵当権は、抵当地の上に存する建物を除き、その目的である不動産(以下「抵当不動産」という。)に付加して一体となっている物に及ぶ。」

建物は土地が無ければ存在しえないので、付加一体物としてその賃借権(借地権)にも抵当権の効力が及びます。
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