作成日:2016.10.11

借地権者が底地を時効取得することはあるのか


地代の支払いがあれば原則としてありません。

【詳細解説】

民法612条

1項 二十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その所有権を取得する。

2項  十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その占有の開始の時に、善意であり、かつ、過失がなかったときは、その所有権を取得する。

とあります。1項が悪意取得、2項が善意取得と呼ばれるものです。

どちらも「所有の意思をもって」とあり、所有権がある意思が無ければ、そもそも時効により所有権を取得することは出来ません。

 例えば、事例のように地代を支払っている場合、「土地を借りている」ということ、つまり、土地の持ち主ではないことを認めているので、「所有の意思をもって」と言う条件が満たされず、借地権者が底地を時効取得することはありません。

※ただし、逆を言えば、借地権者が地主に対して地代も払わない場合、時効取得することがあります(※諸条件を充足する必要はあります)。

独自の入札システムで借地権・底地を売却