作成日:2016.10.10

借地権を相続放棄しても、更地にして返還しなければならないのか?


借地権を相続放棄した場合は更地にする必要はありません。

【詳細解説】

相続放棄をすると「相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす。」(民法939条)とあり、被相続人からの権利義務は一切承継しません。

義務も追わないということは、更地にする必要も一切ありません。

この場合、次に相続人となる方が原状回復義務(更地にする)を負うことになります。

参考:相続人がいない場合、最終的には国庫に帰属します(民法959条)。

国庫に帰属するまでの間には…

他の法定相続人→特別縁故者(内縁関係等)(民法958条の3)→共有者→国庫と順をおって相続人を探します。

実務上は、相続人がいない場合、相続財産管理人(民法952条)が地主に借地権を返還している例が多いようです。
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