作成日:2017.05.24

相続によって複数の借地人がいる場合


相続などにより借地人が多くなってしまった場合

借地人側で相続が起こり、借地人が多くなってしまって困っていますが、何か良いアドバイスはありますか?

相続などにより借地人が多くなってしまった場合

1、はじめに

民法898条:「相続人が数人あるときは、相続財産は、その共有に属する。」

民法899条:「各共同相続人は、その相続分に応じて被相続人の権利義務を承継する。」

 とあります。

 借地権も当然相続の対象になってしまうため、借地人の相続人が法定相続分によって相続し、権利関係が複雑になってしまう場合があります。

 そのような場合、地主としてはどのように対処すればよいでしょうか。

2、相続のタイミングで、借地権を買い取る

借地人の死亡により、相続が発生した際には、地主としては借地権を買い取るという方法が考えられます。

 実際に住んでいる場合だと難しいことも多くなりますが、相続や更新のタイミングは借地権を買い取るいい機会です。

 それ以外ですと交渉は難航する場合が多いので、借地権を買い取り、完全な所有権に戻すことも有効な方法の一つです。

3、相続人と借地権設定契約を続ける場合

借地人の相続人と借地権設定契約を続ける場合には、誰が住み、誰が地代を払うのかを明確に確認することをお勧めいたします。

 借地人側が共有状態で使用するとなると、実際に誰が地代を払うのか揉めることが多いためです。

 法律的には地主は共有者の誰にでも地代の請求をすることもできますが、実際には支払いを拒まれる場合も少なくありません。

 地代の支払う人や連絡と取る人を明確にしておきましょう。

 建物の登記名義人の確認も重要です。

4、底地を借地人側に買い取ってもらう

地主が土地を手放してもよいと考えているのであれば、借地人側に土地を買い取ってもらうことも一つの有効な手段です。

 これは地主側の相続対策にもなります。

地主さんに子供が複数いる場合、相続される子供たちは底地の管理等に困ってしまうケースが多くあります。

また、相続人が複数いる場合は、底地を複数の相続人に分けなければなりません。

この場合、地代を相続人で分ける必要があります。

兄弟で底地を相続したものの、管理の方法が分からなかったり、地代を一人で受け取って他の兄弟に分けなかったり、換金化したいが意見がまとまらない。

などの問題が起こりやすく、兄弟間に亀裂が発生したというケースが多いです。

相続させるなら、金銭などの分け易い資産にすることも重要です。

底地だけでは処分するのは難しい場合も多く、売れたとしても価格はかなり安くなってしまいます。

底地を処分したい場合は、底地借地問題に詳しい専門家に依頼して当事者の意見をまとめてもらうのが、最善策でしょう。


当社では、このような問題を多く扱いトラブルを解消してきました。

具体的なお悩みの状況に応じて最善の解決策をご提案させて頂きます。

まずは一度、ご相談ください。

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