作成日:2019.04.08

更新日:2019.10.15

借地権空き家の売却するには地主が最善


コンテンツ番号:330

生活保護受給者の母が先日亡くなり、借地上の約築60年の家屋を解体しなくてはならない状況なのですが、兄妹とも余裕がありません。

質問板やネットでいろいろ調べてどうにかならないか試行錯誤していたところ、借地権を売買できるというのを見ました。

ザックリ計算すると、350万円位でした。

そこから解体費用約100万円差し引いてもかなりプラスになるで、是非ともそうしたいと考えていましたが、実際には不動産屋さんの査定や買取りがされるかにもよると思い、近所の不動産屋さんに相談で聞いてみたところ、借地権を売却できたとしても、解体費用にまでは回せないどころかマイナス査定かもとの事です。

当の借地の場所は神奈川県の田舎にあり、あまり需要のなさそうな場所です。また、地主さんは更地に戻して返して欲しいとの事です。

地主さん夫婦は高齢ということもあり、借地権を買い取るのが難しいように思います。アドバイスをお願いします。

【詳細解説】

借地権は地主に買い取ってもらうのが最良

借地権については、地主に買い取ってもらうことをまずは考えるべきです。多くの地主は自分の土地が返ってくると喜ぶからです。

一度貸し出してしまった土地はなかなか返ってこないため、借地権を一番高く買い取ってくれる可能性があるのは、地主です。

本件ですと、更地にしてほしい旨ありますが、契約期間満了の場合には、借地人は地主に土地上の建物を時価で買い取るよう請求することができます。

(建物買取請求権)

借地借家法13条:「借地権の存続期間が満了した場合において、契約の更新がないときは、借地権者は、借地権設定者に対し、建物その他借地権者が権原により土地に附属させた物を時価で買い取るべきことを請求することができる。」

借地権の契約期間が満了した場合、借地人から申し出があった際は、地主は建物を買い取らなければいけません。
しかも地主側に拒否権はありません。

契約途中で土地を返還する場合には、借地人側の負担で更地にする必要はあります。
契約の残存期間によっては、契約満了まで待ち、建物買取請求権の行使をすることも一つの手段と考えられます。

無理なら第三者への売却を

本件ですと、具体的な事情は定かではありませんが、地主が高齢夫婦ということを考えると買い取ってもらえない場合も考えられます。

そうすると、地主が買い取ってくれない場合には、第三者への売却を検討しなければなりません。

本件では、実際に不動産業者さんに査定などをお願いしたようですが、借地権などの権利関係が複雑な不動産については、一般の不動産屋さんでは手に負えないことが多いです。

どのような業者か詳細は分かりませんが、底地・借地の専門業者であっても、流通がしにくい底地や借地の売却は、不動産屋ごとの手腕によるところが大きいです。

※弁護士などの専門家へ相談すれば解決すると思っている方も多いようですが、実際に取引経験がある専門家は少なく、希望通りにはならないケースがほとんどです。

当社の強みは、借地権を投資的物件として購⼊する国内及びアジアを中⼼とした海外の投資家をお客様として、⾃社で抱えていることです。

また、独⾃の⼊札⽅式を活⽤することで、流通が難しい借地権の早期売却を可能にしています。

底地+借地(完全な所有権)での売却が望ましい

借地権を第三者へ売却する際は、借地権のみで売却するのではなく、底地権も併せての売却を推奨いたします。

底地と借地が合わされば、完全な所有権として高く売却できるからです。

特に本件では、地主側は高齢夫婦とのことです。底地と借地とを一緒に同時売却することで、遺産の整理ができるばかりか、現金も手に入るメリットがあります。


そうはいっても、地主と借地人間のみで解決することは難しくなります。専門家の関与は必須です。

専門家と一口に言っても、本当に詳しい専門家はそこまで多くありません。

実際に相談することで、その業者が詳しいかはわかるかと思います。
数社に相談し、信用できそうなところにお願いするとよいでしょう。

当社では、底地や借地に精通したスタッフだけでなく、士業の方(弁護士や司法書士、会計士等)も底地や借地権に精通した専門家が多数おります。

まずは一度ご相談ください。
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