作成日:2018.08.06

底地のメリット・デメリット


コンテンツ番号:257

底地のメリット、デメリットを教えてください。

底地メリットが少なく、デメリットばかりという話をよく聞きます。本当にそうなのでしょうか?

【詳細解説】

1、底地とは

底地とは借地権がついている土地のことを言います。

底地は借地権がついてしまっていることから、使用することができず、その分価値が低くなってしまいがちです。

そのため、「メリットがない」とマイナスイメージを持っている人も多いかもしれません。

以下、底地のメリット・デメリットをご紹介していきます。

 

2、メリット

底地のメリットは大きく分けて二つです。

①管理の容易さ、②金銭を得られる

(1)①管理の容易さ

底地ということは借地人が必ずいると思います。マンションやアパートなどの家を貸すのとは異なり、管理が容易と言えます。

家屋の場合、エアコン等の備え付けの備品などの買い替えや、退去時のクリーニングが必要になりますが、底地の場合は特段そのような作業は不要です。

また、借地権が譲渡されても、基本的にはその転借人がいるため、底地権者(地主)自らが管理、メンテナンスをすることはほとんどありません。

管理は非常に楽と言うことができます。


(2)②金銭を得られる。

底地権者は借地人から毎月の地代の収入を得ることができます。

これは当然のこととも言えますが、その他にも金銭を得られるチャンスはあります。

借地人が借地権を第三者に譲渡した場合の、承諾料や借地権の更新のタイミングでの更新料です。

譲渡などは頻繁に起こるものでもありませんし、借地権の契約期間は数十年と長い為、そこまで多くの機会はないかもしれませんが、その際には数十万単位、場合によっては(借地権者との合意内容にもよりますが)数百万円単位での金銭を得られる可能性があります。

 

3、デメリット

(1)①自分で利用することができない。

借地人が土地を利用しているので、当然その土地を利用することはできません。

また、借地権設定契約は契約期間が長い為、一度貸してしまうとなかなか返ってきません。

いざ、自分で使いたいと思っても使うことができないケースも出てきてしまうかもしれません。

(2)②売却しにくい、売却価格が安価

底地は、売却しにくいと言わざるを得ません。

買い取った人はその土地を利用することができないからです。底地よりも借地権の方が価値が高いケースが多いのは、これが最大の要因と言えます。

また、いざ売却できそうになっても、買い取りたいと思う人はいない、つまり競争が激しくないため、売却価格も必然的に安くなりがちです。

特に、底地の買取専門業者に買い取ってもらう場合は、かなり値段を安くされてしまうケースが多くなってしまいます。

売却を検討している場合、借地人への売却、借地人との相談の上、底地・借地の一括売却(完全な所有権として売却)することで、高く売却できる可能性は高まります。

底地・借地は相続が起きると権利関係が複雑になってしまいがちで、いざ整理しようと思ってもなかなかできないこともあります。

なるべく早めに整理をする、これが何よりのポイントです。

 <まとめ>

土地は貸すと一生返ってこないし、使い勝手も悪くなってしまう、とマイナスなイメージをもってしまうかもしれませんが、安定した収入源にはなってくれます。

先祖代々の土地で誰にも貸したくない。そのようなケースもあるかと思いますが、更地の土地では固定資産税などの税金もかなりかかってしまうため、土地に借地権を設定することで、地代を得て、税金などに充てることで、土地の所有権を守れるともいうことができます。

 

確かに、借地権を設定してしまうと長きにわたって自分では利用できなくなってしまいます。

自身の土地に借地権を設定する場合は、メリット・デメリットを踏まえたうえでご検討ください。

 

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